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5月26日

野草滴る♪植物観察会@周南市の巻 


“とんびさん”にお誘いいただいて植物観察会に参加させていただきました

さて どんな植物に出会えるかな?^^

 

ハナタツナミソウ(シソ科)

葉の表裏にある黄色い点(腺点)が特徴だそうです

中国・四国地方に分布しており

レッドデータブックやまぐちでは絶滅危惧1A類に分類されています

おーっと・・・いきなり超マニアック・・・(@ @);



ヒメナベワリ(ビャクブ科)

さらに・・・

名前は聞いたことあったけど初めて見せていただきました ヒメナベワリの花・・・

葉の裏に隠れるようにして咲いています

ビャクブ科って??・・・聞いたこと無い科だし・・・(笑)



ヒメウラシマソウ(サトイモ科)

こちらの姫も初めてです(@ @)

仏炎苞は濃い紫と白のストライプ柄

ちなみに「ウラシマソウ」の名の由来は糸状に伸びた長い付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てたのだとか・・・



ヒメウラシマソウ(サトイモ科)

Tの字の白斑が特徴だそうです

なんだか ノド○○○みたいですね(笑)

ご一緒させていただいた“忘れん坊さん”が仏炎苞の先をめくって教えてくださいました^^



ヒメウラシマソウ(サトイモ科)



トチバニンジン(別名:チクセツニンジン)(ウコギ科)

開花前でしたがトチバニンジンもたくさん見ました

和名はトチノキの葉に 別名は根茎が竹の節に似ていることから付けられたそうです

ニンジンというからには何か薬になるのかな?と調べたところ

やはり薬用植物だそうです

根茎を乾燥したものを生薬で「竹節人参」といい 健胃、去痰、解熱作用があるそうですよ



トキワハゼ(ゴマノハグサ科)

すっくと立ち上がったトキワハゼ

なかなかの美人ですね



フタリシズカ(センリョウ科)

実は二人揃っていないフタリシズカも多いことですよね^^;

図鑑で調べてみると・・・

「静御前の亡霊が舞う能の『二人静』に由来する草で

花穂の数が定まらないのは静の亡霊がこの花になったから」なのだそうです(@ @);





↓別の場所へ移動途中 環境の違うところの植物です

ハシナガヤマサギソウ(ラン科)

秋吉台以外で見たのは初めてです



ナルコユリ(ユリ科)

簡単な見分け方として花柄とつながる花の基部に緑色の突起があるのがナルコユリ

無いのがアマドコロだそうです





そして次の観察場所へ・・・(かなりの秘境です)

ギンリョウソウ(イチヤクソウ科)

これは咲き終わって上を向いたギンリョウソウ

こうなると銀の竜の姿とは少し違ってきますね^^



オウギカズラ(シソ科)

こちらも初めて見たオウギカズラです



オウギカズラ(シソ科)

地上を這う走出枝を出すそうで

周りには葉がたくさん広がっていました



ヒメウワバミソウ(イラクサ科)

こちらの姫も地味ですが初めて見た植物

雌雄異株で雄花には長さ1〜3センチの柄があるそうです

よってこれは雄株の雄花ですね



ミヤマトベラ(マメ科)

トベラの名前が付いていますが

トベラはトベラ科 そしてこのミヤマトベラはマメ科なので親戚ではないようです

この植物もレッドデータブックやまぐち絶滅危惧1A類に分類されています

「果実数が少ないので個体数は増えない また周囲の草木が繁ると光を奪われ衰退する」とのこと

“とんびさん”に教えていただきましたが林内で木が倒れたりして生まれる光が差す場所のことを「ギャップ」といって

そういうところにまた新しく木が育っていくそうです

ここには小さな株が点在していましたが一部の株がそんな「ギャップ」で育っていくのでしょうね



キンラン(ラン科)

登りの時には気がつかなかったのですが

何気に咲いているキンランをまーさんが発見^^



タチシオデ(ユリ科)

これは自立するシオデなのでタチシオデ

シオデの語源はアイヌの方言「シュウオンテ」から来たものという説もあるようですが

馬の鞍の金具と紐の「四緒手(しおで)結び」から来たという説も・・・

花は地味ですが花火のようでかわいいですね

図鑑に書いてありましたが「若芽はアスパラガスそっくりの味でおいしい」そうです



ミズタビラコ(ムラサキ科)

山地の渓流近くなどに生える多年草です



チャルメルソウ(ユキノシタ科)

チャルメルソウはもう咲き終わってますね

お皿が並んでいます



チャルメルソウ(ユキノシタ科)

チャルメルソウの葉っぱです





山を下りていると“とんびさん”が甲高い声で『キョロロロロ・・・』とアカショウビンの鳴き真似・・・

メンバーの一部は思わず滑りこけそうになりました(爆)

でもなんと・・・少しするとすぐそばでホンモノのアカショウビンの鳴き声が(@ @)

広島県の八幡高原で聴いたことはありますが山口県では初めてです

来ているんですねー・・・山口県にも

貴重な体験でした

“とんびさん”の鳴き真似のお陰でしょうか?^^



コウゾ(クワ科)

見たところ雌花序しかないようなので雌雄同株のヒメコウゾではなく雌雄別株のコウゾだと思います

それにしても・・・ウニのような花ですね^^










野草滴る植物観察会・・・

編集するのに久々にいろんな図鑑が部屋の中に散乱してしまいました。。。

超マニアックで楽しい観察会をどうもありがとうございました、とんびさん♪^^

そして参加者のDさん、Sご夫妻、忘れん坊さん、お世話になりました。

また誘ってくださいネ。

復習が大変なんですけど・・・。(笑)

 by まーさん&こざる隊員