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5月15日

残っていたのネ!阿知須干拓の自然@きらら浜の巻 


 

ヒナギキョウ(キキョウ科)

小さなヒナギキョウ

仲良く並んで咲いていますねー



チュウシャクシギ

ほぉ〜っ・・・美しいフォルムだ!!

チュウシャクシギ

ちょっとお出かけポーズ・・・



きらら浜自然観察公園の葦原

きれいに刈り込まれた葦原にはまた新しい芽が伸びてきました



チュウヒ

久々にチュウヒを見ることができました

翼をVの字に保ち 葦原を低く飛びます

チュウヒ

頭の白いチュウヒですね

家には“頭の黒いネズミ”ってのもいますけど・・・!



シラン(ラン科)

阿知須干拓にはシランが自生していたとか・・・

このシランはどうやら植えられたものではなく自然に出てきたもののようです

夕日を浴びて埋め立ての草原にひときわ色鮮やかでした



ハラビロトンボ♀

お腹の幅が広いのでハラビロトンボだそうです

シオカラトンボに似ていますが確かにお腹が幅広〜!



キツネアザミ(キク科)

花がアザミに似ているけどよく見るとかなり違うのでキツネアザミというのだそうです

葉や茎に棘は無くさわっても痛くありません



ニラバラン(ラン科)

なにか見たことのない花が!

しかもこれってどう見てもラン科・・・

葉っぱは一枚だけでなんだかネギみたい・・・

帰って図鑑で調べました

葉っぱの形をニラにたとえてニラバランという植物であることがわかりました

海岸に近い陽草地に生えるそうです

ニラバラン(ラン科)

さらに調べると『阿知須干拓では埋め立てのため消滅したと思われる』との記載・・・

なんと埋め立てられてもここにこうしてまた花を咲かせていたのです

『まだ私たちここに生きています』という花の訴えを聞いたような気持ちになりました・・・












今日の自然探索は夕方から。きらら浜です。

花や虫、鳥など今日もいろんな出会いがありました。


誰にも知られず健気に咲いていたシランやニラバラン・・・

すっかり周りの様子も変わってしまい、浦島太郎のような気分ではないでしょうか?

阿知須干拓の昔の姿をほとんど知らないけれど、

『昔はどんなだったんだろう?』

そんなことを思い起こさせてくれた出会いでした。

これからも咲き続けて欲しい・・・ウラシマでもいいから・・・。

 by まーさん&こざる隊員