4月8日
“春のクリスマスツリー”今年も・・・@山口県〜島根県の巻
キレンジャク
車で移動中 偶然出逢った7羽の群れ・・・
よーく見ると 尾っぽが黄色い「キレンジャク」ではありませんか!
図鑑には「やや小太りで長い冠羽となめらかな羽毛をもつ鳥」と書かれていますよ
キレンジャク
中に一羽尾っぽの赤い「ヒレンジャク」もいたようです
いろんなところで赤い実を食べて腹ごしらえをしながら北へ渡って行くのですね
小太りなワケだ。。。(笑)
とある渓谷を歩いてみました
サツマイナモリ(アカネ科)
まず出迎えてくれたのはたくさんのサツマイナモリです
細かい毛に覆われた純白の花ですよ
オオタチツボスミレ(スミレ科)[地上茎のあるスミレ]
白い距 丸みのある大きな葉は波打っており
葉脈は凹んでいる
地上茎が目立ち 花は地上茎の途中から伸びる花柄につく・・・
などの特徴からオオタチツボスミレだと思います
チャルメルソウ(ユキノシタ科)
地味な花茎を立ち上げて・・・チャルメルソウの季節ですね。。。
コチャルメルソウ(ユキノシタ科)
これはコチャルメルソウの花ですよ
雪の結晶??!魚の骨??!
なんとも不思議な形ですね
タチネコノメソウ(ユキノシタ科)
ん?これって咲き終わりのネコノメソウ?
見たことないけど・・・・でもこの黄色い葯は・・・今咲いてるってコト?
図鑑で調べました
「山間の湿岩上に生えるはなはだ軟弱な多年草」・・・(「原色日本植物図鑑」草本編Uより)
この言葉が決め手でしたねぇー(笑)
これでも一生懸命咲いているのです
地味で「軟弱」だけど新しい種類のネコノメソウと出逢えて またひとつ勉強になりました♪
ヤマアイ(トウダイグサ科)
こちらも地味なヤマアイの花です
でも・・・美人に撮れたつもり。。。(笑)
コガネネコノメソウ(ユキノシタ科)
コガネネコノメソウは かわいいですねぇー
思わずチヤホヤしてしまいますよ
渓谷から次の場所へ
峠を越えると そこはスミレ天国だった♪
マルバタチツボスミレ(スミレ科)[地上茎のあるスミレ]
ニオイタチツボスミレのようでもあり・・・
でも色はかなり薄め・・・
ニオイタチツボスミレとタチツボスミレの交雑種「マルバタチツボスミレ」・・・ということにしておきましよう♪
って・・・オイオイ。。(爆)
シハイスミレ(スミレ科)[地上茎のないスミレ]
にぎやかでしょ
オトメスミレ(スミレ科)[地上茎のあるスミレ]
タチツボスミレの白花で距に紫色を残すものを「オトメスミレ」というのだそうです♪
こ〜んなにたくさんの乙女たち!
ここはまさにスミレ天国だね
ヤマエンゴサク(ケシ科)
スミレの勢いに押されぎみ??!
フウロケマン(ケシ科)
黄色のフウロケマンもがんばってますねぇ・・・
ビロードイチゴ(バラ科)
「前年枝からのびた短い枝に白色の花が下向きにつく
花は直径1,5〜2センチ
ガクや花柄にはビロード状の毛が密生する」(山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花@」より)
比較的珍しい種類とのことです
イチゴにもたくさんの種類があるのですね
カタクリ自生地へ
ニリンソウ(キンポウゲ科)
ニリンソウがにぎやかに咲いていました
イチリンソウ(キンポウゲ科)
イチリンソウはニリンソウに少し遅れて咲き始めますよね
同時に見ることができてラッキーでした♪
カテンソウ(イラクサ科)
つぼみの赤色がかわいいと思うんですけど・・・
カテンソウ(イラクサ科)
精一杯開いた雄花・・・やっぱり地味か。。(笑)
カタクリ(ユリ科)
ほぉーっ・・・たーくさん咲いていますね・・・
カタクリ(ユリ科)
花は光を集めて輝いていますねー
カタクリ(ユリ科)
これまではお山の上まで逢いに行っていたカタクリですが
今年は里のカタクリに逢ってきました
2〜3週間は開花が早いでしょうか?
そしてまたまた とある渓流ぞいの花探索
タムシバ(モクレン科)
あーっ タムシバだ
こざる隊員はこの景色を“春のクリスマスツリー”と呼んでいます
お山がこんな景色になるのもほんの短い間だけ
いいですね・・・
キブシ(キブシ科)
かんざしのように咲きそろっています
エイザンスミレ(スミレ科)[地上茎のないスミレ]
ここのエイザンスミレはピンク色が濃いですね
かわいいです
サイコクキツネヤナギ(ヤナギ科)
キツネヤナギ3種(キツネヤナギ・サイコクキツネヤナギ・オオキツネヤナギ)は
識別するのが難しいため産地で区別するみたいですね
サイコクキツネヤナギは名前の通り西日本に分布
キツネヤナギは東北から北海道
そしてオオキツネヤナギは近畿から東北の日本海側に分布しているようです
なのでこれはきっぱり「サイコクキツネヤナギ」となるワケです♪
こういうのは楽ちんでいいですねぇ
ヤマルリソウ(ムラサキ科)
ヤマルリソウらしく見事に垂れ下がって咲いていますね
斜面が好きなのですよね この花。。。
タムシバ(モクレン科)
コブシとの区別が難しいようですが・・・
「コブシには花のすぐ下に小形の葉がありタムシバには無い」ことで見分けるそうです
どちらも香りのいい花だそうですが香りを嗅いだことはありません
近づきすぎると空に吸い込まれて花が見えなくなってしまいます・・・
遠くから風情を楽しむ方がいいのかな?
今日の自然探索は大体の行き先だけを決めて出かけてみました。
でも思った以上にたくさんの花に出逢えて、とても楽しかったなぁ。
小太りキレンジャクにも出逢えたし♪
そして、今年も見ることができました。芽吹き直前の山を淡く飾る
“春のクリスマスツリー”を。
by まーさん&こざる隊員