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4月30日・5月1日

カメの歩みだ♪のんびり自然探索@萩市見島の巻 

 1日目

高速船「おにようず」

「おにようず」がやってキタ♪



高速船「おにようず」

かっこいいじゃん♪♪



高速船「おにようず」

船尾に描かれた「おにようず」の絵

「おにようず」とは見島で子供の健やかな成長を願って揚げられる大きな凧のことです



高速船「おにようず」

港に着くとすぐにリフトでコンテナ貨物などの積み下ろし作業が始まります

人だけでなく物資の輸送にも大活躍している「おにようず」です



高速船「おにようず」

本土の萩港と見島を片道約80分で結ぶ大切な連絡船

この日は凪ぎでとても快適な船旅でした



カメ生息地 「片くの池(大池)」

今回見島に着いてまず最初に訪れたのがこの場所・・・^^

見島はかつて本州の一部で1万〜200万年前に日本海陥没によって島になったそうです

生息しているイシガメ・クサガメは見島がかつて本土と陸続きだったことを証明するとされ

国の天然記念物に指定されています



シマネコ

カメ池の近くで日向ぼっこ中のシマネコ

今回もたくさんのシマネコたちに出会いましたよ



カメ

いたいた〜(写真左下・・)

なんともかわいいこのポーズ♪

このあと真上まで行ってのぞいてみたのですがさっさと逃げられました・・・(泣)



カメ

おやおや・・・

1+3匹

なんと重連で首を伸ばしていますよ^^;



マミチャジナイ

マミちゃんに出会うのは久しぶり♪



アカハラ

アカハラも本土ではなかなか出会えませんね

たくさん実った さくらんぼを一生懸命食べていました



カワヂシャ(ゴマノハグサ科)

小学校近くの溝になにげに生えていたカワヂシャ

ちなみにカワヂシャは環境省カテゴリの準絶滅危惧種です・・・



シベリアアオジ

頭がグレーのアオジを発見・・・

これがウワサのシベリアアオジか?!



見島牛記念碑

見島牛は和牛の原型と言われる牛なのだそうです

島には放牧場が点在しています



シベリアアオジ

ノドや胸に黄色い班がなく頭はグレーです

他のバーダーさんにも聞きましたがシベリアアオジは今回たくさんいたようです



笠石

本村の2箇所でこの「笠石」を見かけました

『なになに??なんだろう??波に洗われた自然の岩の造形か・・・??』

あとで観光パンフレットを見たところ「原始宗教の遺物ではないかと言われ

笠の上に小石を載せると子宝に恵まれる」とか・・・^^;

な〜るほど・・・そういう造形だったのね



ビンズイ



クロツグミ

まーさん部隊初見の鳥さんです

アカハラやツグミといっしょにいました



クロツグミ

背中は黒くて地味だけど黄色い嘴が鮮やかですね

お腹は白いんだ・・・



アオジ

こちらはノドのところに黄色い斑があるので普通のアオジでした

かわいい顔してますね



イソヒヨドリ

恋の季節・・・海辺ではあちこちでイソヒヨドリのさえずりが響き渡っていましたよ



シメ

シメが群でたくさんいました

本土でも今シーズンはよく見かけましたね



トウネン

田んぼの中で1羽じっとしていました

長い旅の疲れを癒していたのでしょうか



カメ

田んぼの側のため池にもカメさんが^^

どこのため池にもウシガエルとカメさんがフツーにいました

本土で言えば約40年前にタイムトリップした感じかな



イワダレソウ(クマツヅラ科)

昨年もここで初めて見た植物です

コンクリートの道の上を匍匐してひろがっています



八町八反

まーさん部隊を連れて来た後萩に行っていた高速船「おにようず」が再び本村港に戻って来ようとしています

カメの歩みのまーさん部隊・・・もうすぐ2時になろうかというのにまだ八町八反の上までしか来ていません・・・

「オオルリ・キビタキロード」を目指して先を急ぐまーさんと カメを見つけてはペースダウンのこざる隊員・・・

坂道を休憩しながら少しずつ進んで行きます



メボソムシクイ

尾根沿いの小さな池のほとりで池から飛び上がる羽虫を捕まえていました

見ていると同じ所に何度もとまります

蔓のブランコで虫を捕まえるタイミングを待つムシクイ



センダイムシクイ

今度は別のムシクイが近くの枝にとまりました



センダイムシクイ

灰緑色の頭央線があるのでセンダイムシクイのようです



オオルリ♀@「オオルリ・キビタキロード」

ケムンパスを食べていましたよ

昨年はオオルリとキビタキをたくさん見かけたこの道沿い・・・

歩いてきた時刻も遅かったからか?今回キビタキには全く出会えませんでした



シャク(セリ科)

林縁の日陰に咲いていたシャク

涼やかな花ですね



シャク(セリ科)

レースみたいです



シャク(セリ科)

葉っぱはこんな感じ



イカル

大峠を越えてようやく宇津への下り道

『宇津はあっち♪』

イカルが道案内をしてくれます^^



ツクシキケマン(ケシ科)

見島には稀にキケマンが分布しているようですが

キケマンの果実はこんな風に「数珠状にくびれていない」ということなのでこれはツクシキケマンだと思います



ツクシキケマン(ケシ科)

山沿いに分布するフウロケマンとは葉っぱの形がかなり違っています



シャクトリムシ??

こちらもカメの歩み?

まーさんに言わせるとこっちの方がカメより千倍遅いそうです・・・

こざる隊員といい勝負だとか。。。



ホウロクシギ

宇津の峠を降りると田んぼに一羽大型のシギがいました

マイフィールドによく来る“シギチ”のことならおまかせあれ♪

内側に曲がった大きな嘴・・・胸が茶色なのでダイシャクシギではなくホウロクシギですね^^



16時過ぎ・・・ようやく今日のお宿に到着しました

荷物を置かせてもらってひきつづき近くを探索することに♪



ハマヒルガオ(ヒルガオ科)

砂見田海岸にはこのハマヒルガオとオオバナコマツヨイグサの淡い黄色の花がいっぱい咲いていました



ツルナ(ツルナ科)

ツルナも小さな花を咲かせていましたよ



タイトゴメ(ベンケイソウ科)

観音平の海側の崖の上はいつも風の強いところなのでしょう

大きな木はなく地面にへばりつくようにこんな植物が生えています

左下の葉はセリ科のハマボウフウですね

他にキク科のホソバワダンやカワラヨモギの葉などもあり角島の植生と似ていると思いました



ハマハタザオ(アブラナ科)

あまり見かけませんでしたがハマハタザオの花も咲いていました



ナルコユリ(ユリ科)

ナルコユリもちょうど花盛り

やはり海の近く・・・ツワブキの葉もたくさん見かけました



こんなところにも「おにようず」が



タイワンハクセキレイ

浜辺でホオジロハクセキレイ1羽 タイワンハクセキレイ4〜5羽が遊んでいました

そろそろ日も沈み1日目の自然探索終了です





 2日目

砂見田海岸の日の出

5時半の日の出と同時に朝ごはん前の探索のスタートです

このあとコムクドリの小群と遭遇



宇津港

「おにようず」は普段は1日3便ですが5月1日から5日までの間は4便になります

1便目は7時に萩港に向かって出航して行きます



観音平より北灯台を望む

今日行く予定の北灯台が見えています

松林の周りを小鳥が飛び交いますが

なかなか種類を確認することはできませんでした



シベリアアオジ?

田んぼの側の木にようやく姿をゆっくり確認できる鳥さんが現れました



ノジコ

前日の夕方姿を見かけた畑まで行ってみました

ノジコもまーさん部隊初見の鳥さんです

アオジに似ているけど白いアイリングがあるのが特徴



ノジコ



ノジコ



コサメビタキ

鳥さんたちも朝食の時間でしょうか・・・

畑の側の木を行ったり来たり・・・しきりに何かを食べていました

まーさん部隊も朝の探索を終わり宿に戻って朝食です♪



トベラ(トベラ科)

朝食後北灯台を目指します

島に多いのはこのトベラ

そして銀色の丸い葉のマルバグミも多いですね



トラフトンボ♀(初見)

灯台の近くで羽の前端部に黒い線の入ったトンボを見つけました

家に帰って図鑑で確認したところ虎斑が特徴の「トラフトンボ」でした

“トンボの阪神タイガース”でしょうかね^^



メボソムシクイ

灯台への道すがら よく見かけたのはムシクイ系の鳥さんとメジロでした

メジロはとても立派にさえずっていて

まーさんなんか「メジロってこんなにさえずるの?」と驚いていました

・・・だって恋の季節だもの^^♪



北灯台

ついに北灯台・・・山口県最北端の地に到着



ルリハコベ(サクラソウ科)

こんな最果ての地でまーさん部隊を迎えてくれたのはたくさんのルリハコベの花でした

うれしかったなぁ・・・



ダイミョウセセリ

ダイミョウセセリの柄は地域によって違いがあるようですね



ムサシアブミ(サトイモ科)

ムサシアブミも島の山沿いで多く見かけます

このあたりも角島と似ているところ



タチツボスミレ(スミレ科)

見島のタチツボスミレは葉脈の溝が深くて目立ちますね



サシバ

お昼前 北灯台からの帰り道・・・北の方から観音平方面に向かってサシバが飛んで行くのを見ました

時間からして今日朝鮮半島から渡ってきたのでしょうか



トラフトンボ♂

途中のため池の上でとまることなくずっと飛んでいたトンボ

帰って写真を拡大してみると灯台の近くで出会ったのと同じトラフトンボであることがわかりました

更に図鑑を詳しく見ると羽の前端部に黒い線が無いのは♂そして有るのが♀のようです

なるほど・・・♀はまったりと休憩中  ♂は忙しく縄張りをパトロール飛行中だったということですね♪





宇津に戻って昼食後 最後の探索は再び峠を越えて本村方面に行ってみることに・・・


本村カメ生息地の池・・・昨日出会った例のカメ(多分)

「こざる隊員に もうワンチャンスを与えよう・・・」とまーさん・・・

『きっと同じ所にいる・・・』と抜き足差し足でそーっと近寄りました

やっぱりいた^^♪♪



カメ

『ドボン・・・』

またもやすぐに逃げられた・・・(泣)

カメって意外に鋭敏かも。。。



再び八町八反へ

昔ながらののどかな風景ですね



ハヤブサ幼鳥

お腹の班が縦縞なので幼鳥のようです



セイタカシギ

セイタカシギは今年初見でした



カメ

『よっと・・よっと・・・・やあ・・もうお帰りかね??』

最後はカメさんに見送られ見島をあとに・・・

の〜んびり歩いた2日間だったね♪



オオミズナギドリ

帰りの「おにようず」のデッキの上では・・・

今度はオオミズナギドリの見送りを受けます♪



オオミズナギドリ

「おにようず」と追っかけっこをして遊んでいるのでしょうか?



「おにようず」の船首のマーク

描かれているのはオオミズナギドリなのですね

オオミズナギドリはこの絵を追いかけて飛んでいたのかな?^^










行って来ました、見島の旅へ。

珍しくお宿に一泊で♪

それにしても毎度の事ながら寄り道の多いまーさん部隊の自然探索となりましたね。。。

今回の旅のキーワードはやっぱり・・・

「カメ」?(爆)

 by まーさん&こざる隊員