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3月13日

少し遅めの春を訪ねて・・@山口市の巻 


 

まずはきらら浜自然観察公園へ

(きらら浜自然観察公園は鳥インフルエンザの関係でしばらくの間閉鎖となっていましたが

このほどようやく閉鎖が解除されました

今回バードウィークから開催予定の「野鳥写真展」の写真提出も兼ねて久々に公園を訪ねてみました)

ナベヅルのデコイ@きらら浜自然観察公園ビジターセンター

ビジターセンターで3/31日まで開催中の「ナベヅル写真展」に展示されていたナベヅルの実物大デコイ・・・

このデコイの目はどちらに回ってもこっちを見ているようで

とても良くできていると思いました



ズグロカモメ

ビジターセンターの大きな窓からは汽水池の上を飛び回るズグロカモメや

杭の上にとまるダイゼン、ハマシギなどを観察することができました



ズグロカモメ

もう夏羽になって頭が黒くなっている個体も

名前の通り頭黒(ズグロ)です^^

ちなみにユリカモメも夏羽で頭が黒くなります



センダン(センダン科)の葉痕と冬芽

って 公園内で名札が付いていたので樹の名前がわかったのですけどね^^;

後から「冬芽ハンドブック」でも確認しました

ハート型の部分が葉痕でハートのくびれたところのイボのようなものが冬芽です

図鑑のものと比べこの冬芽はまだあまり成長していないようです・・

枯れて・・・ないよね?(爆)



ツリスガラ♀

淡水池のほとりで小鳥の小さな群れに出会いました

くすぐるようなかわいい声で鳴くその小鳥は・・・冬鳥のツリスガラでした

これまでチラッと見かけたことはあったのですが今回初めてじっくり観察することができました



ツリスガラ♂

尖ったくちばしと黒い過眼線が特徴です



ツリスガラ♀

葦の鞘の中の虫を食べるそうで

姿が隠れていても鞘をくちばしで剥ぐ『パチパチ』という音がしていました



オオジュリン

同じく葦の鞘の虫を食べる冬鳥のオオジュリンです

この時は淡水池のほとりの木でまったりしていました



キタテハ(タテハチョウのなかま)

成虫で越冬するそうです

辺りはまだ枯れ草ばかりですが

蝶にもうれしい春がやって来たのですね





続いて秋穂草山公園へ

ナガバノタチツボスミレ(スミレ科)

陽だまりの枯れ草の上はポカポカと暖かそうです



アオモジ(クスノキ科)

いつもより一週間は遅いでしょうか

アオモジがちょうど見頃を迎えていました



草山灯台とアオモジ



アオモジ(クスノキ科)

これはにぎやかな雄花です



アオモジ(クスノキ科)

海の青にアオモジの淡い黄色が映えます



草山灯台

草山のてっぺんには白い立派な灯台があります♪



草山灯台

「周防灘の守り」ですね



オオバヤシャブシ(カバノキ科)

「ヤシャブシの仲間のほとんどは枝先に雄花序がつくが、オオバヤシャブシだけは

葉、雌花序、雄花序の順序で枝につく」(山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花 離弁花@」より)

ということでこれはオオバヤシャブシのようです



ヒサカキ雄花(ツバキ科)

ヒサカキも咲き始めていました(@ @)

かすかにあの“春の匂い”(ヒサカキの花のニオイ)も・・・



弓月とヤブツバキ(ツバキ科)

きれいな「下弦の月」ですね


訂正)これは「上弦の月」でした・・・

弦は弓の弦ではなく半月自体を現すそうです

月は新月→上弦(半月)→満月→下弦(半月)→新月と変化していきますが

太陰暦で上旬に見える半月(満月になり始める前の半月)を上弦というそうです




ヤブツバキ(ツバキ科)



草山公園の遊歩道

草山公園は地元の人のお散歩やウォーキングコースとしても親しまれているようです

帰り道数人で歩いていらっしゃった地元の方に出会い

「ええ写真が撮れましたか?」と声を掛けられました

「はい、アオモジがきれいに咲いていますね♪」と答えると

「よう知っちょってじゃ・・」とおっしゃっていました^^












とりわけ寒かった冬も終わり、ようやく春がやって来ましたね。

今年も 春に出会えたことに感謝・・・。

 by まーさん&こざる隊員