2013年12月28日
トイザらス80mm望遠鏡〜オリオン大星雲と馬頭星雲@防府市の巻
トイザらス80mm望遠鏡で星雲を撮影してみました^^
オリオン大星雲(赤道儀CG−4使用)
744mm(910mm+クローズアップNo4)、Kiss D X2(IR改造)、CLSフィルター、画像処理
RGB画像:F9.3、ISO800、露出時間180秒×5、120秒×1、60秒×1
オリオン大星雲は明るいのでまずまずの感じで撮影できました
馬頭星雲(赤道儀CG−4使用)
744mm(910mm+クローズアップNo4)、Kiss D X2(IR改造)、CLSフィルター、画像処理
RGB画像:F9.3、ISO1600、露出時間180秒×2
馬頭星雲はF9.3だとちょっと苦しいかな^^
トイザらスの80mm望遠鏡にデジ眼を接続して撮影しました
(ビクセンの接眼アダプター「36.4→42T AD」とケンコーの「EOS用Tリング」を使用)
クローズアップレンズNo4をレデューサーとして組み込んでいます
(ケンコーのTリングに49mm径のクローズアップレンズNo4を組み込みました)
焦点距離は0.818倍で910mm→744mmとなり、F値はF11.4→F9.3となります
ただし露出し時間180秒ではF9.3だとまだまだ露出が不足しています^^
アクロマート(アポクロマートではない^^)なので青ハロが心配でしたが、
望遠鏡の焦点距離が910mmとそこそこ長い為か思ったより気にならないレベルです
ただし、望遠鏡の全長が約900mmと長いのでカメラ用の400mmレンズと比べると扱いは難しいです
デジ眼のファインダーから赤道儀のクランプまでの長さが約500mm程度あり、構図を決める際にクランプ手が届きにくいです^^
トイザらス80mm望遠鏡との接続部、クローズアップレンズのTリング組込み
トイザらス80mm望遠鏡
焦点距離:910mm、F11.4
接眼部
接眼部
中央がビクセン「36.4→42T AD」、右がケンコー「EOS用Tリング」です
望遠鏡の接続部36.4mmを42mmに変換して、42mmのTリングを接続します
写真は接続部がわかりやすいようにネジを緩めています
ビクセン「36.4→42T AD」
望遠鏡の接続部36.4mmを42mmに変換します
42mm側には平たいナット?(写真の一番大きな部分)が付いており
カメラの角度と変更して固定することができます
ケンコー EOS用Tリング
写真はクローズアップレンズを組込んだ状態です
望遠鏡側は42mmのネジ切ってあります
また、ケンコーのTリングはカメラ側に49mmのネジが切ってあります
クローズアップレンズNo4(49mm径)
写真は中のレンズを外した状態です
レンズ前面の固定用枠を「カニ目レンチ」などの工具で外してレンズを取り出します
専用の工具がないとなかなか外れないようで精密ドライバー2本では外せませんでした
ネットを参考に簡易のカニ目レンチを製作したほうが良さそうです
この49mmのレンズ固定用の枠はケンコー製のTリングのカメラ側にそのまま取り付けが可能であとで使います
ケンコー EOS用Tリング
取り出したクローズアップレンズをTリングのカメラ側から入れます(凸が望遠鏡側)
レンズとTリングの間に隙があるので厚み1mm程度のゴム板を全周に詰めます
クローズアップレンズのレンズ固定用枠をねじ込んで固定します
あとは接続リングと組み立てて完成です^^
コリメート撮影〜コンデジ
木星(赤道儀CG−4使用)
望遠鏡+コンデジ(テレ端)、F5.8、ISO100、露出時間1/2秒×20(Registaxで合成)
150倍
トイザらスの80mm屈折式望遠鏡(アクロマートレンズ)と接眼レンズを通してデジスコ用のコンデジで撮影しています
6mmの接眼レンズでデジスコ(ニコンEDV:40倍)の3.8倍ほど倍率が高く、木星の縞模様も見えました
by まーさん&こざる隊員